中国海軍の病院船「平和の方舟」が13カ国訪問し医療支援へ

2024-06-18 12:21:15  CRI

「和諧使命-2024」の任務のため10回目の海外訪問をする病院船「平和の方舟」

 中国海軍の病院船「平和の方舟」が16日午前10時、中国東部の浙江省の舟山埠頭(ふとう)を出港し、「和諧使命-2024」の任務を開始しました。同船は任務期間中、セーシェル、タンザニア、マダガスカル、モザンビーク、南アフリカ、アンゴラ、コンゴ共和国、ガボン、カメルーン、ベナン、モーリタニア、ジブチ、スリランカの13カ国を訪問して医療サービスを提供し、フランスとギリシャも訪問します。

 「平和の方舟」が導入されて以来、「和諧使命」シリーズの任務を実行するのは今回で10回目となります。医療サービス提供期間中、「平和の方舟」は船上診療と医療分隊が回診する方式を採用し、現地の人々や中国の駐在機関の職員、華人華僑のためによく見られる病気や多発性の病気の診療を無料で実施します。

 「和諧使命-2024」の任務を遂行する海上病院には医療従事者が100人余りおり、臨床科17科と補助診療科5科が開設されました。さらに艦上救護ヘリコプター1機を搭載し、応急救護能力も備えています。

 「平和の方舟」は中国が独自に設計・建造した初の遠洋病院船です。2008年に導入して以来、何度も海外に赴き、人道医療支援を展開しており、これまでに45の国と地域を訪れ、延べ29万人余りに医療サービスを提供し、1700件以上の手術を実施し、総航程は29万海里に達しています。(非、藤井)

 


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