北京
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ブラジルのアルキミン副大統領は4日から8日までの中国での公式訪問期間中に、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の単独取材に応じて、「中国とブラジルの発展計画の間は素晴らしい相乗効果がある。両国は力を合わせて共に行動することができる」などと表明しました。
今年は中国とブラジルの国交樹立50周年です。アルキミン副大統領は半世紀にわたる両国関係の発展について、「ブラジルと中国は50年来、共に多国間主義を守ってきた。双方の経済は相互補完し、全面的な戦略パートナーシップを構築した。両国の友情は絶えずより強固になっている」と述べました。
アルキミン副大統領はまた、「われわれはブラジルで『ブラジル再工業化』計画を推進し、自動車工業の発展に力を入れている。同計画は『グリーン移動』と呼ばれ、多くの技術路線を網羅するものだ。今では中国の自動車メーカーの比亜迪(BYD)が、ブラジルで極めて重要な地位を占めている。その他の多くのEV企業もブラジルで人気が高い。さらに、ブラジルはインフラ整備に注力する新版の『加速成長』計画を打ち出した。同分野にはすでに中国側企業が参加している。ブラジルと中国の経済は巨大な相互補完性を持っている」と強調した上で、「中国は貧困撲滅、包摂的な社会の促進、経済成長、科学技術の進歩などの分野において先頭に立ち模範を示す役割を果たしている。われわれは多くの分野で、共に努力していく」との考えを示しました。(シンエン、鈴木)
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