【CRI時評】中国の対外貿易は挑戦を恐れず「新しい」商品提供に向かう

2024-06-13 14:45:23  CRI

 中国の自動車メーカーBYDは12日、CRI時評に「BYDは今年1月から5月に17万6000台の新エネルギー車を輸出し、自動車輸出における優位性を増大させた。これは主に我が社のグローバル戦略によるものだ」と語った。その前日、全国乗用車市場信息聯席会(CPCA)が発表したデータは、今年1月から5月の中国からの自動車輸出は全体で前年同期比27%増の2245万台となり、中でも新エネルギー車の継続的な海外輸出は中国の対外貿易成長の重要な推進力になっていると発表した。

 中国の公式データによると、今年1月から5月までの中国の商品貿易輸出入総額は17兆5000億元と、前年同時期より6.3%増加している。注目すべきは、5月の輸出入の伸びが4月を0.6ポイント上回る8.6%に達していることだ。今年の第1四半期に見られた変動は4月、5月と月ごとに改善され、中国の対外貿易は決して簡単ではない回復曲線を描いている。ロイターなどの海外メディアは、欧米が中国に対して貿易制限を課している中、中国が予想を上回る成績を上げていることは中国企業の積極的な海外市場開拓の成果が顕著に表れているだけでなく、中国経済の強靭な粘り強さを映し出していると指摘している。

 実際、中国は世界に向けて「新しい」商品を提供しているだけでなく、新たなチャンスと大きな市場を世界と共有している。データによると、今年の1月から5月の中国の商品貿易は前年同時期より6.4%増加し、輸入規模は安定して拡大している。この間、参入条件の緩和、通関の利便性向上、展示会活動による宣伝・プロモーションなどを通じて、ドイツ産の新鮮なリンゴやチリ産のアーモンドなど、各国の特産品が続々と中国市場に参入している。

 中国の最新の公式調査によると、対外貿易企業の81.6%が上半期の輸出は好調、あるいは横ばいと予測している。これは中国経済が引き続き回復し、改善し続けるのに伴って、中国の対外貿易発展にプラスとなる要因が増え続け、世界により一層の恩恵をもたらすことになるという人々の確信を裏付けるものだ。(CRI論説員)

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