北京
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艾草(ài cǎo)ヨモギ
【意味】
「艾草」ヨモギは、キク科ヨモギ属の多年草です。お灸のもぐさや漢方薬の原料に使われます。6 - 8月ころ、よく生育した葉を採集して陰干ししたものは、「艾葉(がいよう)」と呼ばれ、止血、鎮痛、下痢止めなどの生薬として使われます。
中国では、お灸のほかに、「艾葉」を燃やして殺虫や消毒に使われます。また、日本と同じ春先にヨモギを摘んで伝統的な菓子作りに用いられます。
【関連ニュース】
ヨモギ飾りが端午の節句に人気
中国では古くから端午の節句に厄を払い、福を招くためにヨモギを玄関先に飾る習慣があります。
今年は、端午節(端午の節句、今年は6月10日)に飾る、新スタイルのヨモギの飾りが人気を集めています。
今年は生のヨモギの束にクラスペディアという黄色い花やショウブの葉などを添えたものが人気で、フラワーアレンジメントのデザイナーが作ったものだと、百元以上になるものもあります。
新スタイルのヨモギの飾りは、多くの花屋の「ヒット商品」となっていて、浙江省寧波市のある花屋では、さまざまなタイプのヨモギの飾りが129元から149元ほどで販売されていました。この寧波の花屋では、ヨモギをベースに、ショウブやクスノキを加えたり、幸福・幸運を願う思いを込めたヒョウタンや鈴、香り袋を組み合わせて、さまざまなアレンジをしているそうです。
ある卸売業者は、「このブームの背景には、若者の『儀式感消費』があるのではないか思う」と語っています。
「儀式感消費」とは、イベントや祝日などを楽しむために、特別な体験や雰囲気を求める消費行動のことです。
昔から、端午の節句には玄関にヨモギやショウブを飾るという習慣があったのですが、今、新スタイルのヨモギの飾りが爆発的人気となっている背後には、こうした昔ながらの習慣や文化を見直していこうという傾向があるように思います。若者たちは、自分なりの美意識やスタイルで、伝統的な祝祭日に新たな「儀式感」を添えて、消費を楽しむようになっています。
【使い方】
屈原故里艾草飘香迎端午
(屈原のふるさとでヨモギが香り端午の節句を迎える)
端午节为什么要挂艾草?揭秘艾草的神奇功效和正确的悬挂方法
(端午の節句になぜヨモギをかけるのか ヨモギの不思議な効能と正しいかけ方を解明)
艾草种植成为乡村产业振兴的“金钥匙”
(ヨモギ栽培は農村振興のよい方法に)
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