北京
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ニジニ・ノブゴロドで開かれたBRICS外相会合で発言する王毅中国共産党中央政治局委員・外交部長
もともとはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5か国の枠組みとしてスタートした「BRICS」の外相会合が10日から2日間の日程で、ロシアのニジニ・ノブゴロドで開催されています。BRICSのメンバー国が今年1月に拡大してから、今回が初めての外相会議となります。この会合にはBRICS加盟の10カ国と一部の友好国の代表が出席しています。中国からは、中国共産党中央政治局委員である外交部の王毅部長が招きに応じて出席しています。
ロシアは今年のBRICS輪番議長国です。ロシア外務省のザハロワ報道官は会合に先立ち、「代表は国際関係、国際的アジェンダ、グローバル・ガバナンス体系の整備など注目の議題をめぐり議論する。重点は発展途上国の役割の強化、紛争の解決、主要な多国間プラットフォームでの交流だ」と説明しました。
会合では各国がBRICSメカニズムとそのメンバー拡大が、世界の多極化のプロセスを加速し、国際秩序がより公正で合理的になるよう推進したと高く評価し、パートナー国の設置を支持するとも表明しました。各国はまた、多国間主義を堅持し、一国主義と保護主義に反対し、国際金融構造の改革を推進し、発展途上国の発言権と代表性を高めるよう呼びかけました。(Yan、鈴木)
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