北京
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習近平国家主席は北京市内の人民大会堂で7日午後、中国を公式訪問中のパキスタンのシャバズ・シャリフ首相と会談しました。
習主席は、「中国とパキスタンの鉄の友情は、時の経過と共に堅固になっている。パキスタンが、中国の核心的利益と重大な関心事に関する問題で、長期にわたって断固として支持してきたことに感謝する」と強調しました。習主席はその上で、「『一帯一路』の質の高い共同建設とパキスタンの発展計画との連携を推し進めて、現地の状況に応じて農業や鉱業、社会、民生などにおける協力を展開していくことを願う。また、両国の経済回廊の質の高い共同建設の深化と着実な発展を推進して、パキスタンの経済と社会の発展の助けとなることを望む」と表明しました。習主席はさらに、「パキスタンが安全で安定し、予想可能なビジネス環境作りに取り組み続けることを望む。(パキスタンに)滞在中の中国人、進行中のプロジェクト、駐在機構の安全を確実に保障することを望む」と述べ、国連や上海協力機構などの多国間メカニズムにおけるパキスタンとの協調と協力を強化していく中国の立場を示しました。
シャリフ首相は、「習主席の指導の下、中国は貧困脱却や腐敗撲滅などで世界に注目される多くの成果を遂げている」と称賛した上で、「両国の経済回廊はパキスタンの発展を力強く促し、パキスタン国民に着実に幸せをもたらしている」と述べました。また今年3月パキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州で発生したテロ事件による中国人犠牲者に改めて深い哀悼の意を表した上で、「事件に関与したテロリストを断固として摘発して重刑に処し、パキスタンにおける中国人と機関の安全を確保するための着実で効果ある措置を取る」と、パキスタン政府の考えを示しました。(朱、鈴木)
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