北京
PM2.577
23/19
全州桜
中国南部に位置する広西チワン族自治区林業科学研究院によりますと、同院の科学研究チームは同自治区全州県で桜の新種を発見し、「全州桜」と命名しました。関連論文がこのほど、植物分類学の国際学術誌「ファイトタクサ」に掲載されました。
科学研究チームの責任者によりますと、この桜の新種は全州の天湖国家湿地公園で発見されたもので、バラ科スモモ属に属し、同自治区で現在唯一のスモモ属固有種だということです。その株の多くは低木状で、小高木のものは少数です。
全州桜の果実
科学研究チームが2023年に林草の遺伝資源に関する全面的な調査を行った際にこの新種を発見したということです。当時観察されたのは約130株の個体でしたが、1年余りの追跡とより広範な調査により、全州桜は標高1400~1800メートルの茂みや草の斜面に散在し、かなりの数があることが分かりました。(非、柳川)
KANKAN特集