雲南祥鵬航空が客室へのペット持ち込みサービスを開始

2024-06-05 13:51:56  CRI

 雲南省昆明市に本社を置く格安航空会社「祥鵬航空」は4日、旅客の要望に応じて客室へのペットの持ち込みサービスが実施されたことを明らかにしました。サービスの導入後、雲南省の省外都市行きのフライトとして、ペットを、受託手荷物としてではなく、客室内に持ち込んでの搭乗は今回が初めてです。

 6月2日、2日後に昆明発深セン行きの祥鵬航空の便に搭乗予定だった蘇さんは、ペットである1歳の小型犬、ビション・フリーゼを客室内に持ち込みたいと、祥鵬航空に相談しました。祥鵬航空はペットの品種などが輸送条件を満たしていることを確認した上で、ペットを入れるケージや関連証明書などの用具や資料を準備し、出発の3時間前にペットを空港に連れてきて搭乗手続きをするよう案内しました。

 

ペットボックスに入ったビションフリーゼを伴って搭乗準備をする乗客の蘇さん

 4日、蘇さんはペットを伴って昆明長水空港に到着後、旅客やペットに関する証明の確認や、ケージ、口を覆う口輪、紙おむつなどの検査といった、ペットを伴う搭乗の手続きを行いました。その際、ケージには使い捨ての留め具が取り付けられ、旅客は飛行の全過程を通じてケージを開けてはならないと指示を受けました。

 蘇さんは係員に付き添われ、ペット同伴の搭乗が許されました。客室乗務員はペットを客室に入れる際の注意事項を詳しく説明し、ケージを座席の下に置くよう蘇さんに協力を求めました。また、乗務員が周囲の乗客に向けてペットを客室に持ち込むことになったと説明したところ、乗客らは「毛の生えたモフモフの子」と空の旅を楽しみたいと語るなど、喜んで理解を示したといいます。こうして客室へのペット同伴が許可された同社の初フライトが無事終わりました。

 航空機の客室でのペット輸送サービスは、家庭で飼いならされた犬や猫だけを受け入れており、希望者は動物衛生監督所が発行する「動物検疫合格証明書」とペット用ワクチンの接種証明を事前に用意し、「客室ペット輸送協定書」に記入する必要があります。祥鵬航空によると、同社がこのサービスを開始して以来、多くの人が関心を示し、問い合わせが寄せられているとのことです。(Yan、鈴木)

 

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