北京
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6月5日は国連総会が制定した「世界環境デー」です。人類共通の故郷である地球は目下、人類が作り出した環境災害に脅かされています。環境を保護してこそ、人類の故郷を守ることができ、これは人類の共通認識です。生態環境の保護と経済社会の発展との関係はどのように調整するのでしょうか。各国は異なる道を模索しています。中国の習近平国家主席が打ち出したグリーン発展の理念は、その経済思想と生態系文明思想の核心的な内容となり、新時代に中国が新たな発展局面を構築するための重要な指針・理論的な基礎でもあります。
習主席は、「緑の山河こそ宝の山である(緑水青山就是金山銀山)」という比喩を用いてグリーン発展の理念を説明しました。すなわち、生態系の安定性を損なわないことを前提に、人類にサービスと製品を提供し、環境を保護し、経済の発展も実現させます。中国は三つの面から力を入れています。第一に、無公害の農業・林業・牧畜業・漁業を発展させます。第二に、生態系文化関連のサービスを提供します。例えば、国土面積の10.3%を占める国立公園49カ所を設立することがその一環です。第三に、産業の生態化と生態の産業化を主体とする生態経済体系を作り、生態製品価値の最大化を実現させます。
習主席のグリーン発展の理念とその中国における実践は、中国と世界に対して責任を持つものであり、各国が現代化を実現させる過程で直面する問題や課題にも対応することを事実が証明しています。国連開発計画(UNDP)のアヒム・シュタイナー総裁は、「私たちは低炭素で包括的なグリーン発展を必要としている。中国はこの分野で自国だけでなく世界に対して、世界がいかにグリーン経済へとモデルチェンジできるかをより深く理解する機会を提供した」と述べました。(殷、榊原)
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