「嫦娥6号」が月の裏側で初めて五星紅旗を掲揚

2024-06-04 11:25:12  CRI

 中国の無人月探査機「嫦娥6号」の着陸機(ランダー)が持ち込んだ中国国旗「五星紅旗」が4日、月の裏側で掲揚されました。中国が月の裏側で独自に動的に国旗を掲揚するのはこれが初めてです。中国科学院国家宇宙科学センターの研究員によりますと、「嫦娥6号」に展示された国旗は、科学者が1年余りの時間をかけ玄武岩を溶融炉で溶かして紡糸することによってできた「玄武岩繊維」を利用して作られたもので、強い耐食性、耐高温性、耐低温性などの性能を持つということです。 

 この玄武岩は河北省蔚県で採取されたものです。玄武岩を粉砕して溶かした後、毛髪の直径の約3分の1の細い糸状にし、紡糸して布にしたものです。研究員は「月面には玄武岩が豊富に含まれているため、今後、月面基地を建設する際には、玄武岩繊維を建築材料として利用する可能性が高い」と話しました。(ZHL、柳川)

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