北京
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中国国防部の呉謙報道官は31日午後、シャングリラ対話(アジア安全保障会議)の期間中にシンガポールで記者会見を開き、対話の期間中に行われた中米国防相会談について紹介しました。
呉報道官はこの中で、「中米双方の取り決めに基づき、中国の董軍国防部長と米国のオースティン国防長官がシンガポールで会談した。今回の会談は、習近平主席とバイデン大統領の重要な共通認識を実行に移し、両軍関係の健全で安定した発展を推進することを目的としている。双方は会談で中米両軍の関係、台湾問題、南海問題、ウクライナ危機、パレスチナとイスラエルの衝突などをめぐって意見を交換し、前向きかつ実務的、建設的な戦略的意思疎通だった」と評価しました。
また、呉報道官によると、中米両軍関係について董部長は、「当面の両軍関係の安定した状態は得がたいものであり、ことのほか大切にすべきものだ。両軍の意思疎通の目的は、理解を増進し、誤解を解消し、相互信頼を積み重ねて関係の安定を図ることだ。事実を顧みず、責任を転嫁し、汚名を着せて中傷するようなことは許されない」と強調したということです。(ミン・イヒョウ、坂下)
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