スペインでパンダ館が開館 「ジンシー」と「ジューユー」が一般公開

2024-05-31 13:33:28  CRI

ジャイアントパンダ「金喜(ジンシー)」

 スペインのマドリード動物園では現地時間30日、パンダ館の開館式典が行われました。式典ではソフィア王太后がジャイアントパンダの像の除幕を行い、ジャイアントパンダの「金喜(ジンシー)」と「茱萸(ジューユー)」が来場者と対面しました。同式典にはマドリードのアルメイダ市長、マドリード動物園の最高経営責任者、在スペイン中国大使館の姚敬大使、四川省成都市政府と成都ジャイアントパンダ基地の代表らが出席しました。

 ジンシーとジューユーはマドリード動物園到着後、中国とスペイン側の双方の飼育員と獣医が共同でストレス適応訓練や行動訓練を行うなどで、新しい環境にできるだけ早く適応することを補助しました。双方の努力が実り、2頭のパンダの状態は良好です。動物園側はスペイン、フランスおよびポルトガルの3カ国で竹の供給源を選び、ジャイアントパンダの主食である竹の供給を確保しました。

ジャイアントパンダ「茱萸(ジューユー)」

 ジャイアントパンダの「氷星(ビンシン)」と「花嘴巴(ホワズイバー)」がマドリードで暮らし始めたのは2007年9月で、中国とスペインはそれ以来の17年にわたりジャイアントパンダの研究協力を展開し、計6頭のジャイアントパンダを繁殖させることもできました。この実績は現在のところ、欧州でのジャイアントパンダの国際繁殖協力における最良のものです。ビンシンとホワズイバーの2頭の間に生まれたパンダ3頭は2024年3月1日に成都市に戻りました。(任春生、鈴木)

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