ジャイアントパンダ「ボウリー」と「チンボウ」が渡米へ

2024-05-31 10:04:54  CRI

 中国野生動物保護協会はこのほど、米スミソニアン国立動物園とジャイアントパンダの保護・研究協力について新たな合意に達し、協定に署名しました。

 協定によりますと、中国ジャイアントパンダ保護研究センターから「ボウリー(宝力)」(オス、2021年8月生まれ)と「チンボウ(青宝)」(メス、2021年9月生まれ)のペアが年内に渡米することになっています。

△メスのジャイアントパンダ「チンボウ(青宝)」

 米スミソニアン国立動物園は現地時間29日に記者会見を開き、この情報を発表しました。ボウリーは同動物園で暮らしていた「メイシャン(美香)」と「ティエンティエン(添添)」の子孫で、中国で生まれました。

△オスのジャイアントパンダ「ボウリー(宝力)」

 2頭のパンダの米国での健全な生活を確保するため、中国の専門家は今年上半期に米国を3回訪問し、パンダ館の改築に関する指導や技術的協議を実施し、パンダの施設や飼育管理、エサの保障、ヘルスケアなどに関する基準を明確にしました。スミソニアン国立動物園はパンダ館の改修とアップグレードを積極的に実施し、2頭のパンダにより快適で安全な生活環境を整えると同時に、経験豊かな常勤飼育員、専門の獣医チームと研究チームを配置しています。中米双方はパンダの飼育管理規格と技術基準に基づき、海外で暮らすパンダの飼育管理を強化し、健康モニタリングと実地検査・評価を定期的に実施し、パンダの健康と安全を確実に保障することで一致しています。(ZHL、榊原)



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