テスラの上海エネルギー貯蔵スーパー工場が正式に着工

　上海臨港新区にあるテスラの上海エネルギー貯蔵スーパー工場の建設が23日午後、正式に始まりました。2025年第1四半期に量産を開始する予定で、その後、超大型商用エネルギー貯蔵バッテリー（メガパック）の年間生産量は1万台に達し、エネルギー貯蔵規模は40ギガワット時（GWh）近くになる見込みです。

テスラの上海エネルギー貯蔵スーパー工場が正式に着工

　同工場は、テスラの米国本土以外で初となるエネルギー貯蔵スーパー工場であり、テスラが中国に進出して10年間、上海スーパー工場に続く、中国でのもう一つの大型投資プロジェクトでもあります。2019年、テスラ上海スーパー工場は臨港新区で「1年間における建設、操業と引き渡し」を実現しており、今回の上海エネルギー貯蔵スーパー工場も商談から契約締結までわずか1カ月しかかかっておらず、「臨港速度」を再び更新しました。

　テスラ上海スーパー工場はすでに年間95万台を超える純電気自動車を生産する能力を備えており、テスラの世界的に重要な生産拠点と輸出センターです。臨港新区の製造業の固定資産投資、一定規模以上の工業企業（年間売上高2000万元以上の企業）の総生産額および成長率は上海1位、総量は上海2位で、すでに上海経済発展の「成長の極」と「エンジン」になっています。（閣、野谷）