丁薛祥常務委員が中国・GCC国家産業・投資協力フォーラムに出席 習主席の祝賀メッセージを読み上げ

　中国共産党中央政治局常務委員で国務院副総理の丁薛祥氏は23日、中国福建省アモイ市で開かれた中国・湾岸協力会議（GCC）国家産業・投資協力フォーラムに出席し、習近平国家主席の祝賀書簡を読み上げ、あいさつしました。

　丁常務委員はあいさつの中で、「習主席が祝賀のメッセージを送るのは、このフォーラムを非常に重視していることを十分に示している」とし、「中国と湾岸協力会議諸国の発展は相互補完性が高く、実務協力の基礎がしっかりしており、将来性が高い。複雑で変わりやすい国際情勢に直面し、双方の協力の深化は地域の安定と発展の促進に役立ち、双方の国民に大きな幸福をもたらすだろう」と述べました。

　また、丁常務委員は中国と湾岸協力会議諸国の協力深化について四つの提案をしました。第一に、トップダウン設計を強化し、戦略的連結を深化させること。第二に、実務協力を強化し、共同発展を推進すること。第三に、サービス保障を強化し、ビジネス環境を最適化すること。第四に、相互支持を強化し、利益の融合を促進することです。

　フォーラムにはクウェートのシェイク・ミシャール首長、サウジアラビアのムハンマド皇太子兼首相が祝賀書簡を送り、アラブ首長国連邦の副大統領らがビデオメッセージを寄せ、サウジアラビア、カタール、バーレーン、オマーン、クウェートなどの代表とGCC事務局長があいさつしました。

　フォーラムには中国とGCCの政府部門、業界・企業、金融機関など各界の代表約600人が出席しました。（非、藤井）