「シルクロード海運」 GCCメンバー国へ向け複合一貫輸送ルートを開設

2024-05-22 15:17:07  CRI

 

 福建省南東部の厦門(アモイ)で22日、中国と湾岸協力会議(GCC)メンバー国を結ぶ初の複合一貫輸送ルートの発足式が開催されました。式典では、自動車部品を満載した「シルクロード海運」のスマートコンテナが輸送船に積み込まれ、サウジアラビアに向けて出発しました。

 これにより、「シルクロード海運」初のGCCメンバー国に向かう複合一貫輸送ルートの運行が常態化しました。同ルートは貿易業者のために平均1400元(約3万円)/TEUの物流コストを節約し、総コストの25%近くを削減できる上、所要時間は従来ルートより約7日短縮されます。また、スマートコンテナには北斗とGPSのデュアル衛星測位システムが搭載されていることで、「シルクロード海運」国際海運総合サービスプラットフォームにより、コンテナ物流の動態をリアルタイムに追跡することができます。

 GCCメンバー国はアジア・アフリカ・欧州を結ぶ重要なハブで、「一帯一路」共同建設の重要なパートナーでもあります。複合一貫輸送ルートの開通により、「シルクロード海運」の内陸部の江西省南昌・沿海部の福建省厦門・サウジアラビアを結ぶ輸送ルートは、中国内陸部とGCCメンバー国を連結し、中国の中部・西部・南東部と中東間の貨物往来に新たな物流ソリューションを提供しました。(朱、榊原)

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