ハイテク技術によって身体障害者が支障ない生活をスタート

2024-05-19 15:10:01  CRI

 19日は中国で34回目の全国身体障害者支援デーで、今年のテーマは「科学技術による障害者支援、美しい生活の共有」です。中国身体障害者連合会(中国残連)はこのほど、科学技術による障害者支援の革新的な事例を発表しました。

 浙江省金華市民の鄭博文さんは右足に障害があります。鄭さんは、これまでは従来の義足を装着していましたが、今年、スマート義足に付け替えました。そのため、動きが楽になり、カーレースが好きな彼は、より多くの、難しい運転操作にも挑戦することができるようになりました。

 鄭さんは、「歩くのがこんなに楽になったので、スマート義足を付けて、祖国のすばらしい山河を歩き回りたい」と述べています。

 中国では聴覚障害者は2000万人を超えています。健常者とリアルタイムで支障なくコミュニケーションがとれるようになることは聴覚障害者の夢であり、現在では科学技術の助けを借りて、このような夢が現実になりつつあります。ARグラスは、聴覚障害者に音を「見せた」のです。

 江蘇省鎮江に住む徐文超さんは、幼い頃から聴力を損なっていましたが、字幕メガネをかけることで健常者と円滑にコミュニケーションがとれるようになりました。字幕メガネは相手の声をリアルタイムで文字に置き換えることができるだけでなく、異なる相手の声を異なる色で区別し、話し手の口調や文脈に応じて文章を区切ったり改行したりできるため、聴覚障害者の読書体験を大幅に向上させることができます。

 現在、全国には約1700万人の視覚障害者がいますが、科学技術の発展に伴い、ますます多くのデジタル技術が視覚障害者の「目」になり、彼らがより良い生活を送れるよう支援しています。科学技術が、障害者が世界を「見る」のを助けているのです。(Mou、坂下)

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