江蘇省の三大造船拠点、第1四半期に世界の受注の1/4近くを獲得

2024-05-19 15:41:20  CRI

 南通、泰州、揚州は江蘇省の三大造船拠点で、江蘇省全体の造船企業の80%が集中しており、全国でも先進的な製造業クラスターでもあります。江蘇省の工業情報化部門によると、今年第1四半期(1~3月)の造船三大指標、すなわち造船完成量、保有受注量、当期新規受注量はいずれも好調で、特に注目すべきは、ハイテク船舶の比率がますます高くなっていることです。

 先日、長江江蘇省南通の水域からまたもや1隻の世界最大級のコンテナ船が順調に試験航行に出発しました。この船は最大で2万4188TEUを積載することができ、満載すると22階建ての住宅棟の高さに匹敵します。現在の最前線の造船技術を融合し、駆使したもので、多くの指標で世界トップレベルに達しており、しかもこのような「巨大船」を建造するのにわずか14カ月しか要しませんでした。

 これについて江蘇省南通市のある造船企業の李勇副社長は、「デジタル化とインテリジェント化を絶えず推進し続けている。この船の製造には5万トン以上の鉄鋼を要したが、製造期間はそれほど長くかからない。なぜなら、現在はすべてセグメント工法を使用しており、まず鋼板を長さ20メートル単位に切断してから造船するからだ。こうして出来上がったものは、最終的な誤差はわずか数ミリしかない」と述べました。

 江蘇省の工業情報化部門によると、今年第1四半期に、南通、泰州、揚州の三大造船拠点では、前年同期比121.2%増の114隻、累計積載量852万トンを新規受注しており、新規受注量のシェアは世界市場の24.6%を占めました。(Mou、坂下)

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