ラファラン元仏首相 「中仏関係の発展では世界の平和を重視すべき」

2024-05-18 18:11:00  CRI

 「友誼勲章」の受賞者であるフランスのラファラン元首相は中仏国交樹立60周年に当たっての中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の単独インタビューを受けました。  ラファラン元首相は「私はまず、中仏国交樹立60周年は、60年前にこの関係を構想した指導者にとっての偉大な勝利だと考える」と述べました。

 ラファラン元首相は中仏関係の今後の展望について、「最優先の関心事は世界平和だ。平和に真に関心を持つ国が世界にあるとすれば、それは中国に違いない。中国は外国に対して(自ら進んで)戦争を発動したことがなく、侵略を受けた時にだけ奮起して反撃してきた。中国と中国人民は平和への熱愛を示した。ドイツと和解したフランスも、平和を愛す。したがって、中仏関係の将来の発展では、世界の平和とバランスの維持を重視すべきだ」と語りました。 

 ラファラン元首相は中仏間の友情と協力の世界にとっての重要な意義について、「中仏関係の独特な点は、それがまずは一つの文化関係であることだ。このような『和して同ぜず』(相手と和やかに付き合うことと、相手とは異なる自らの信念を曲げないことを両立させる)という、互いに尊重し合う文化関係を、今の世界は理解せねばならない。このことは今、特に重要だと思う。中仏両国は異なる発展モデルを有しているが、いずれも主権国家であり、それぞれの政策を推進している。しかし、世界範囲で見れば、われわれ両国は多様性を尊重し、世界各国が小異を残して大同につき、共に発展することを切望している」と期待を寄せました。(SUI、鈴木) 

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