【CRI時評】中ロが正しく付き合う道が激動する世界にもたらすヒント

2024-05-18 12:14:35  CRI

 習近平国家主席は16日、中国を公式訪問中のロシアのプーチン大統領と会談し、少人数会談を行った。中ロは共同声明を発表するとともに、多くの協力文書にも署名し、二国間関係の深まりに新たな動力を注いだ。

 現在の世界に目を向けると、中ロ関係には特殊性がある。中ロは「非同盟、非対抗、第三者を標的にしない」ことを堅持し、冷戦時代の軍事・政治同盟を超え、国際社会に新型国際関係の模範となり、変乱が絡み合う世界に貴重な安定性をもたらした。

 「平和共存五原則を終始発揚し、相互尊重、平等・相互信頼、互いの関心に配慮し、双方の発展・振興のために真に助力し合わなければならない。」これは習主席が総括した中ロが正しく付き合う道だ。中ロ関係の持続的で安定した発展は、大国が正しく付き合う道を見出すことができ、力強い二国間関係で世界に発展、協力と安全をもたらすことを示している。

 75年を経て、中ロ関係は新たなスタート地点に立った。より良い未来を切り開くにはどうすればいいのか。双方が合意した共通認識を見ると、両国は政治的相互信頼の強化、実務協力の推進、文化間の学び合いの増進、グローバルガバナンスの十全化など多くの面で力を発揮していく。中ロ関係の特殊性と高いレベルは、まず政治的相互信頼の基盤が堅固であることに現れている。次に、経済貿易協力は中ロ関係の大きな目玉だ。さらに、一連の文化交流活動は民心の絆を持続的に固め、両国国民の世代を超えた友好の民意的基盤を固める。

 現在、世界は極めて不穏で、地域の衝突が頻発している。専門家は次のように指摘する。中ロが国際舞台で緊密に協調し、協力することは、一部の西側大国の覇権行為を制約し、世界が陣営の対立に陥ることを避けるのに有利だ。また、「グローバルサウス」の発展・壮大化を推進し、グローバルガバナンスの十全化、世界の平和・発展の維持にとって重要な意義を持つ。

 中国には「土も積めば山となり、水もためれば海となる」という古い言葉があり、ロシアには「大きな船は必ず遠くへ行ける」ということわざがある。4分の3世紀を経て、中ロ協力は成果を積み重ねてきた。未来に向けて、この良き隣人、良き友人、良きパートナーは引き続き手を携えて前進し、それぞれの発展・振興を後押しする。そして、世界の繁栄と安定は、多くのプラスのエネルギーを得ることにもなる。(CRI論説員)

KANKAN特集

ラジオ番組
KANKAN特集