国防部 地域の緊張を高める危険な動きをやめるよう米国に促す

2024-05-17 19:52:08  CRI

 報道によれば、米陸軍が「トマホーク巡航ミサイル」を発射するタイフォン戦闘システムをフィリピンに配備して、軍事演習に使用したことを受け、中国軍は爆撃機「H-6K」を永暑礁から発進させて対応しました。

 国防部報道局の張暁剛報道官(副局長)は17日の定例記者会見で、同件に関する記者からの質問に答えました。

 張報道官は、「米国によるフィリピンでの地上発射型の中距離ミサイルの配備は、中国の戦略的安全保障を著しく損ね、域内諸国の安全保障を著しく脅かし、地域の平和と安定を著しく破壊した。中国は同件に断固反対する厳正な立場を何度も表明してきた」と説明しました。

 張報道官はその上で、「米国はここ数年、軍縮分野で国際的な取り決めと約束を破って相次いで放棄し、軍縮条約体系を破壊し、世界の戦略的安全保障と安定に甚大な衝撃を与えてきた。関係国が覇権の道具と先兵になることに甘んじて、他国のために冷戦色の強い戦略的攻撃兵器の配備を行えば、自らに対するより大きな安全保障上のリスクを増やしてしまうだけだ。われわれは米国に対して、地域諸国の安全保障上の懸念を直視し、地域の緊張を高める危険な動きをやめるよう促す。中国は断固とした力強い措置を講じて、自らの安全保障上の利益を守っていく」と述べました。(Yan、鈴木)

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