北京
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中国南部の広西チワン族自治区林業局によると、研究チームはこのほど自治区内の都安ヤオ族自治県でカヤツリグサ科スゲ属の新種である都安薹草(Carex duanensis)を発見したということです。
同研究チームは都安地蘇地下河国家地質公園内で植物の特別調査をおこなった際、果実期にあるスゲ属の植物を発見しました。解剖して観察し、国内外の関連文献資料と標本を系統的に調べた結果、この種が記述されたことのない新種であることを確認しました。研究者はその発見地をもって「都安薹草」と命名しました。この研究成果は5月2日の植物分類学の国際誌『Phytokeys』に正式に発表されました。
同研究チームによると、都安薹草の葉の幅は3~5.5 ミリ、果実嚢は短く、長さは4~5ミリで、形態特徴は明らかにスゲ属の他のものと異なります。また、都安薹草は主に都安地蘇地下河国家地質公園と大化七百弄国家地質公園の岩の隙間に分布し、種群数が少なく、広西カルスト地区の特有の種であることが分りました。脆弱(ぜいじゃく)なカルスト生息地に生育し、カルスト砂漠化対策と生態保護と修復の研究に重要な意義を持っているとみられています。(藍、野谷)
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