ハンガリーのオルバン首相「中国の発展で他の国により多くのチャンス」

2024-05-11 16:40:51  CRI

 ハンガリーのオルバン首相はこのほど、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の独占取材に応じ、「ハンガリーは一貫して中国を親族あるいは友と見なしている。中国の発展はハンガリーやその他の国により多くのチャンスをもたらした」と述べました。

 また、オルバン首相は「中国とハンガリーが国交を樹立してから75年が経過した。ハンガリーは中国と最初に国交を樹立した国の一つであり、われわれは東方に対して特別な理解を持っているため、中国に対して特別な感情を持つことだ。われわれは中国を脅威と見なしたことはなく、中国を一貫して親族あるいは友と見なしている。われわれは中国と良好な関係を保つことを非常に重視する。中国の発展の成果は著しい。当然ながら中国にとっての良いことであり、世界にとっても良いことだ。なぜなら、世界経済の成長の新たなエンジンとなって他の国により多くのチャンスが創出されるからだ。両国の協力はハンガリーの経済関係者や投資家、企業家にとって真の好機と考える。同時に、中国企業がハンガリー市場に進出し、技術移転と知識共有を行う絶好のチャンスでもあり、ハンガリーの企業と経済には、多くの積極的な影響が及ぶだろう」と述べました。

 中国とハンガリー両国の75年間の交流を振り返えれば、両国関係には多くの「最初」と「最大」があります。ハンガリーは中国と「一帯一路」協力了解覚書を締結した最初の欧州の国であり、ハンガリー語と中国語による二カ国語教育を行う学校を設けた最初の欧州の国であり、人民建て決済をする銀行を設立した最初の中東欧の国です。また、中国はハンガリーにとって、最大の投資国であり、ハンガリーの欧州以外での最大の貿易パートナーでもあります。

 オルバン首相は就任以来、自国を東西を結ぶ懸け橋と位置づけ、「東への開放政策」を力強く推進してきました。両国関係は両国指導者が方向性を決定した状況の下で高水準の発展を維持しており、ハンガリーの「東への開放」戦略と中国の「一帯一路」共同建設構想は密接に結びついています。(藍、鈴木)

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