習近平主席 マクロン大統領の歓迎レセプションに出席

2024-05-07 14:00:12  CRI

 習近平国家主席と彭麗媛夫人は現地時間6日夜、パリのエリゼ宮でフランスのマクロン大統領とブリジット夫人による歓迎レセプションに出席しました。

 

 習主席は乾杯の辞の中で、「中仏は特別な友人であり、中仏関係は世界の大国関係の中で特別な関係にある」と指摘し、その特殊性は三つの面に表れていると表明しました。

 まずは独立自主です。習主席は「60年前、ドゴール将軍は新中国と全面的に国交を樹立するという決定を下したが、これは冷戦の背景ではたやすいことではなかった。これまでの60年、両国の歴代指導者は一貫して『浮雲が視界を遮るのを恐れない』姿勢で、戦略的な高さと長期的な視点から二国間関係を捉え、対処してきた。新中国を公式訪問した最初の西側の元首はフランスの大統領であり、新中国の指導者が初めて公式訪問した西側の国もフランスだった」と述べました。

 次は相互理解です。習主席はこれについて、「東西文明の重要な代表として、中国とフランスはこれまで互いに相手国のことを評価し、引かれ合ってきた。孔子の思想はフランスの啓蒙運動に啓発をもたらした。また、20世紀初め、中国人の若者の留仏勤工倹学ブームにより、中国の革命、建設、改革のために多くの人材を育てた。今年は中仏文化観光年であり、両国がこれを機に互いの文化からより多くの知恵を見つけ出すことを信じている」と表明しました。

 三つ目は責任感です。習主席は「歴史が何度も証明しているように、中仏が手を携えれば世界に幸福をもたらすことができる。現在、世界は激動の真っただ中にあり、ウクライナ危機、パレスチナ・イスラエル紛争が長引き、世界経済の回復には力が不足しており、気候変動などの世界的挑戦は日増しに困難を極めている。中仏は国連安全保障理事会の常任理事国として、より大きな責任を担うべきだ」と述べました。

 習主席はマクロン大統領と共に国交樹立の初心を貫き、中仏のハイレベルの相互信頼と協力を深め、重要な国際問題での意思疎通と協力を強化し、共に世界に希望を注ぎ、人類の進歩のために方向性を模索すると表明しました。(Yan、野谷)

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