中国のシンクタンクが報告書「中国・EUの環境と気候協力－進展と展望」発表

　「中国・欧州連合（EU）の環境と気候協力－進展と展望」シンクタンク報告書が3日、世界に向けて発表されました。

　報告書は、生態環境の課題に直面し、最大の発展途上国である中国と最大の先進国の連合体であるEUは、環境と気候について責任を持って協力し、手を携えて地球の持続可能な発展を維持することが必要だと提案しています。

　報告書は、「中国・EUはグリーン低炭素の発展を推進する上で同じ理念を持ち、幅広い認識を共有しており、強固な協力基盤を有している。双方は環境・気候分野における相互補完性が高く、幅広い協力の可能性を持っている。世界的な気候危機の激化と世界経済の低迷を背景として、中国・EUの環境・気候分野での協力は双方の利益に合致するだけでなく、その戦略性はさらに際立ち、世界的な意義を持っている」としています。

　報告書はまた、中国・EUの環境・気候協力は綿密かつ効果が顕著であり、双方の包括的な戦略パートナーシップを豊かにし、発展させただけでなく、双方の環境整備、貿易投資に対して積極的な促進効果をもたらし、さらに世界にも恩恵を生み出していると指摘しています。

　さらに、「中国とEUは実務的な協力をより深く推進し、ハイレベル対話と協力メカニズムを通じて、環境・気候政策における連携をさらに強化し、長期的な協力枠組みを構築し、世界の環境整備と気候変動対策を推進すべきだ」としています。（TONG、坂下）