北京
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中国東南沿岸に位置する浙江省寧波市で29日、サーモンの発売発表会が行われました。アジア初の閉鎖循環式養殖システム(RAS)技術を採用した陸上サケ養殖プロジェクトの成功により、正統なタイセイヨウサケ養殖の現地化が実現したことを示しています。
発表会では、ノルウェーからやって来たシェフと地元寧波のシェフがそれぞれ国際色豊かなサーモン料理と地元の創作料理を披露し、来場者に味わってもらいました。
サーモン料理の試食
一般にサーモンとも呼ばれるタイセイヨウサケは主にノルウェーなどの近隣海域に生息しています。寧波象山では3年前にノルウェーからRAS技術によるサケの陸上養殖プロジェクトを導入し、敷地面積約20ヘクタールの養殖基地を設置しました。管理システムもノルウェーから導入したものです。ノティーク水産(寧波)有限公司では2022年以来、9回に分けて、アイスランドから計284万5000個の魚卵を次々に購入して象山の養殖基地に導入し、先進的な閉鎖循環式養殖モデルで育成してきました。2年間の養殖期間を経て、現在、最初に基地で養殖したタイセイヨウサケの1匹当たりの平均の重さは5キロに達し、市場に出荷する規格を満たしています。
基地での養殖が安定した生産体制に入れば、タイセイヨウサケの出荷量は週当たり70トンに達し、2024年の生産量は3000~3500トンに達する見込みです。今回初めて出荷されたタイセイヨウサケは約10トンでした。(藍、坂下)
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