北京
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オスのジャイアントパンダの「金喜(ジンシー)」とメスの「茱萸(ジューユー)」が29日、専用機で成都双流国際空港を発ち、スペインに向かいました。
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地は、「専用輸送ケージの特別用意」「新鮮で良質な竹とタケノコの十分な用意」「随行する専門家である飼育員と獣医が飛行途中に2頭の各指標を定期的に確認」などの、輸送中のパンダの健康と安全を保障するために十分な手はずを整えました。
「ジンシー」「ジューユー」がマドリード動物園に到着した後も、中国側の専門家は3カ月ほど滞在して2頭に付き添って隔離検疫期を過ごし、ストレスに適応したり行動についての訓練を行い、2頭が新たな生活環境に迅速に慣れることを支援します。また、マドリード動物園に飼育員や獣医に技術指導や業務訓練を提供します。
中国とスペインの両国は、パンダ保護の国際協力を促進して絶滅危惧種と生物多様性の保護を推進することを目的に、2007年に協力協定を締結しました。両国のそれ以来の17年間の協力により、6頭が生まれるなど、スペインはパンダの国際協力の成果が欧州で最も豊かな国の一つとなりました。(Mou、鈴木)
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