習主席 ブリンケン米国務長官と会談

　習近平国家主席は26日午後、北京の人民大会堂で、中国を訪問中の米国のブリンケン国務長官と会談しました。

　習主席は席上、「中米双方が対話を強化し、食い違いをコントロールし、協力を推進していくことは両国国民の普遍的な願いであるだけでなく、国際社会も望んでいることだ。私は何度も言ったが、地球は十分に大きく、中米両国が共同で発展し、それぞれが繁栄することを包容できる。中国は自信を持ち、開放的で繁栄し発展する米国を見ることをうれしく思う。米国も中国の発展を肯定的にプラスの面から見てほしい。シャツのいちばん上のボタンをしっかりと留めることが大事なのと同じように、この根本的な問題が解決されてこそ、中米関係ははじめて本当に安定し、改善し、前に進むことができる」と表明しました。

　習主席はまた、「過去数カ月、双方のチームが両国指導者の共通認識を実行に移し、さまざまな分野での意思疎通を保ちながらいくつかの積極的な進展を遂げたが、解決すべき問題はまだ多く、さらに努力する余地がある。国務長官の今回の訪問は、数週間前にバイデン大統領と通話した際に決まったことで、今回の訪問が有意義な成果をあげることを願っている」と述べました。（藍、坂下）