国防部 「台湾有事」は米国が問題をかく乱することが起因

2024-04-25 19:54:13  CRI

 中国国防部の呉謙報道官(報道局長)は同部の25日午後の定例記者会見で、台湾問題についての記者からの質問を受けました。

 記者の1人は、「米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はこのほど、米国が『台湾海峡の平和と安定を維持するためにあらゆる措置を講じる』と述べ、『台湾有事』が決して起こらないようにするために、台湾に自衛手段を提供し続ける」と述べました。一方でキャンベル米国務副長官は、「米英豪の『オーカス』潜水艦計画協定は台湾海峡の平和と安定を促進すると述べた」と指摘して、これらの件についての論評を求めました。

 呉報道官は、「『台湾有事』は米国が問題をかく乱することが起因だ。米国が真に台湾海峡の平和と安定を維持したいのであれば、中国への内政干渉を直ちにやめ、台湾を武装化することをやめ、米国・台湾間のすべての公式交流と軍事的接触をやめるべきだ」と述べました。

 呉報道官はまた、「『オーカス』は、米国と英国、オーストラリアが冷戦思考に固執した結果の産物であり、緊張を高め、対立を誘発し、平和を損ねるだけだ。中国を含む地域の国々は同件に強い懸念を抱き、そして断固反対している。 軍事協力を利用して台湾問題に干渉しようとするいかなる試みも中国への内政干渉であり、一つの中国原則と国際関係の基本準則に違反し、台湾海峡地域の平和と安定を危うくするものだ。中国人民解放軍は、国家の主権と領土保全を守るという神聖な使命を担っており、『台湾独立』を求めるあらゆる分裂活動や、外部からの容認や支持を放任することは決してなく、手心を加えることは決してない」と強調しました。(任春生、鈴木)

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