北京
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23/19
中国国防部の25日の定例記者会見で、呉謙報道官(報道局長)は一人の記者から、「『原爆の父』のオッペンハイマーの生涯を描いた映画である『オッペンハイマー』がこのほど日本で公開され、日米両国のネットユーザーの論争を引き起こした。米国では日本による第二次世界大戦中の中国に対しての戦争犯罪が注目されている。中国として、この件をどう論評するか」との質問を受けました。
呉報道官は、「歴史は最良の教科書だ。第二次世界大戦の敗戦国である日本は侵略の歴史を直視することができず、軍国主義の亡霊が完全には消え去っていない。日本ではある時期以来、現職の自衛官が第二次世界大戦のA級戦犯が祭られた靖国神社を集団参拝したり、退役将官が靖国神社の最高の神職に就いたりしている。一連のネガティブな動きは、侵略の歴史に対する日本側の誤った態度を改めて反映するものだ。日本に対しては、歴史の教訓を深刻にくみ取り、アジアの隣国や国際社会からの信頼をさらに失うことを避けるために、実際の行動によって軍国主義と徹底的に決別することを再度促す」と述べました。(任春生、鈴木)
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