国防部 在日米軍司令部再編について対立と対抗を作り出すな

2024-04-25 20:53:24  CRI

 中国国防部の呉謙報道官は同部の25日の定例記者会見で、記者から「米日の指導者はこのほど共同声明を発表し、日米安全保障の重大な格上げを宣言した。在日米軍司令部は共同作戦司令部を再編し、米国側は在日米軍司令部により多くの権限を与え、在日米軍軍人の一人に(最高階級の)四つ星将軍を任命することも検討するなどだ。このことについては、中国や台湾海峡の情勢を念頭に置くとの意見もある。この件をどのように論評するか」との質問を受けました。

 呉報道官は、「米日同盟は冷戦の産物であり、二国間の協定でもある。第三者を対象にしてはならず、地域の平和と安定を破壊してはならない。米日はしばらく前から軍事上の連携を強化し、陣営の対抗を誇張し、でっち上げによるいわゆる「中国の脅威」を口実に、標的を定めた「小サークル」を組織している。時代の流れに完全に逆行しており、米日同盟が地域の平和と安定に危害を及ぼすたくらみであることを、世間にますますはっきりと分からせるだけだ。関係国には、対立と対抗を作り出すことをやめるよう促す。さもなくば、地域の緊張を高め、最終的には自らが逆に痛い目に会うだけだ」と述べました。

 呉報道官はまた、「台湾問題は完全に中国の内政であり、外部からの干渉は一切受け入れられないことを強調しておく」と述べました。(任春生、鈴木)

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