オーカス拡大はアジア太平洋地域の平和と安定に深刻なダメージ=国防部

2024-04-25 19:57:13  CRI

 国防部の報道局長を務める呉謙報道官は25日午後の同部の定例記者会見で、記者からの質問に答えました。

 記者が取り上げたのは、オーカス(AUKUS)の問題でした。報道によると、日本はAUKUSへの加盟を正式発表しました。カナダ首相も、「カナダは中ロなどの北極地域での活動に対応するために、潜水艦の配備を増やすことや、AUKUS参加に向けた交渉を検討している」と表明しました。

 同状況について論評を求められた呉報道官は、「中国はこれに深刻な懸念を表明する。われわれはいかなる国であれ、正常な軍事協力関係を発展させることには開放的な態度を取っている。しかし、関係国が排他的な『小サークル』を作り出すことには断固反対し、中国を標的としたいかなる二国間あるいは多国間の軍事同盟にも断固反対する。分裂と対立を生み出し、陣営対立を起こすことには断固反対する。アジア太平洋は平和的発展の大舞台であり、地政学的ゲームの試合場にすべきでない。中国は各国の協力のパートナーであり、いかなる国にとっても挑戦を仕掛ける者ではない。米英豪は地域諸国と国際社会の普遍的な懸念を顧みず、メンバー拡大のシグナルを絶えず発し、アジア太平洋地域の平和と安定に深刻なダメージを与えている。地域諸国の多くはこれを深く憂慮している」と述べました。

 呉報道官はまた、歴史の教訓を深く汲み取り、軍事安全保障分野で言動を慎むよう日本に呼びかけました。(ミン・イヒョウ、鈴木)

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