北京
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長さが4キロ超、積載量が3万トン級の重荷重貨物列車が20日午前、山西省朔州と河北省滄州市黄驊港をつなぐ朔黄鉄道の粛寧北駅を出発し、3時間以上かけて黄驊港駅に到着しました。これは現在、中国で最も長い列車編成で、最も積載量が大きい重荷重列車です。重荷重列車は、列車の総重量や輸送量が大きく、輸送距離が長いもので、主にサイズの大きな原材料や貨物の輸送に用いられます。
出発駅の粛寧は、中国の「西炭東運(西部で採掘された石炭を東部に送る)」第2の鉄道、朔黄鉄道の重要な駅で、終点は河北省の港、黄骅です。
列車は、中車株機公司(湖南省株州市にある列車製造会社)と国家エネルギー集団が共同で開発した「国能号」という8車軸の電気機関車4両が牽引し、総出力は3万8400キロワットに達します。
列車は324両で編成され、総延長は4088メートル、総重量は3万2400トンで、中国の鉄道では最も長い編成で、積載量も最大です。
紹介によると、今回の運行試験では新型無線ブロードバンド通信システムLTE-R、牽引ネットワーク制御、空気制動、無線同期制御などの先進技術が採用されました。
大出力の交流電気機関車と重荷重型貨物車両という革新的な組み合わせにより、3万トンの荷重を実現し、技術応用分野で中国の独自開発による画期的な進展を遂げています。
3万トンを積載する列車の運行により、石炭輸送能力が向上し、進んだ重荷重技術の開発につながるものと期待されます。(Mou、坂下)
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