【CRI時評】中国市場はなぜ「心の赴くところ」と言われるのか

2024-04-19 15:07:49  CRI

 今年の中国国際消費財博覧会(海南省海口市で開催)は、71の国家・地域から4000以上のブランドが参加し、国際化レベルを更新した。また、海外からの出展企業とブランド数は共に前回を上回り、新製品の発表数は1462件を超え、国内外の初出展ブランド数は84で、英国、モンゴル、マレーシアなどの国家が初めてグループを組織して参加した。

 市場は、最も希少な資源だ。外国企業にとって、中国の超大規模市場は、まずかなりの収入を意味する。今年第1四半期、消費はGDP成長率に対して73.7%貢献し、4月の小売業景気指数は50.4%に達し、1年間連続して拡張基調にある。現時点で、中国の中間所得層は4億人を超え、2035年には8億人を超えると予想されている。中国には生活を楽しむことが好きな若い消費者も多く、中国市場が持続して成長を維持すると信じるに足る理由は十分にある。

 外国企業にとって、中国市場はまた、着実に革新的な原動力をもたらすものだ。今回の博覧会で初公開された新製品の多くには、中国の技術が組み込まれていた。多くの出展者は、中国市場をブランドの世界的な革新のエンジン、消費動向の風向計と見なし、中国で得られた実体験を通じて、新技術を世界に広めることができると述べている。それだけではなく、中国の開放的で優良なビジネス環境のおかげで、最近では多くの外国企業が中国に新店舗を開設するようになった。こうした企業は、中国消費市場の活力が中国での事業展開に役立つと考えている。

 特筆すべきは、今年2月に「59カ国に対する海南省へのビザなし入国の拡大」政策が実施された後、多くの外国人ゲストが今回の博覧会でビザ手続きを申請する必要がなくなったことだ。これは中国のハイレベルな対外開放拡大の縮図だ。一連の出入国や決済円滑化措置の導入から、外資の誘致・利用の拡大政策まで、中国の開放の門戸はますます広く開かれ、中国での外国企業の発展空間も、より新しく、より広くなっている。

 今回の博覧会閉会日に、36の企業とブランドが次回博覧会への参加を事前に確認した。時を同じくして、広州では第135回中国輸出入商品交易会(通称:広州交易会)が開幕した。展示会は次々と開催され、友人も次々とやって来る。多くの外国人投資家が言うように、古い友人であろうと新しい顧客であろうと、中国市場は彼らにとって「心の赴くところ」なのだ。(CRI論説員)

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