北京
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商務部はこのほど、第1四半期(1~3月)の中国全国のオンライン小売額は前年同期比12.4%増の3兆3000億元(約70兆4000億円)だったと発表しました。商務部が重点的にモニタリングしているオンラインでのサービス商品の売上高は28.5%増で、うち旅行関連は同95%増、飲食は同27.8%増でした。また、デジタル消費が新たな成長をけん引して、ウェアラブルスマートデバイスは同30.9%増、電子音響映像製品は同23.4%増だったとのことです。
商務部はまた、電子商取引(EC)プラットフォーム企業を組織して買い換えの際には旧製品を渡すと一定の割引きをする販売促進を実施させ、第1四半期には同販促による売上高が前年同期の2倍以上になりました。また、中古品を扱うプラットフォームでは品質の検査モデルを改革し、ユーザーのプライバシー保護を強化するなどで、ユーザー数が4億人を超えたとのことです。
そのほか、商務部は初めて中国のECプラットフォーム企業を組織して二国間ECの相手国に赴いてのPR活動を実施しました。例えばイタリアでは60社以上の中小企業と連携し、二国間ECの協力内容をさらに豊かにしました。第1四半期には中国の越境ECによる貿易総額は前年同期比9.6%増の5776億元(約12兆3000億円)に達し、ハンガリーやアラブ首長国連邦、カンボジア、ブラジルなどの「シルクロードEC」のパートナー国とのECによる貿易も急増しています。(藍、鈴木)
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