新疆精河発の中央班列「天山号」 海陸複合一貫輸送新モデルを開始

2024-04-18 12:30:33  CRI

 「天山号」と名付けられた、中国と欧州を結ぶ定時国際貨物列車の第1便が17日、新疆ウイグル自治区ボルタラ・モンゴル(博爾塔拉蒙古)自治州にある物流拠点「精河国際陸港」を発車しました。これは、精河を発着点とする「天山号」の安定運行が常態化し、東西を結ぶ四方八方に通ずる現代的な交通ネットワークが基本的に整ったことを示しています。

中国新疆の精河とイタリアのサレルノを結ぶ中欧班列

 同日11時、高らかに響き渡る汽笛の音とともに、82個のコンテナに満載された地元産の農産品を搭載した「天山号」が、精河国際陸港からイタリアのサレルノに向け、ゆっくりと動き出しました。同列車は発車後、国際物流拠点のホルゴス(霍爾果斯)口岸を通って国境を越え、カザフスタンを経由してカスピ海、黒海、地中海を越え、最終目的地であるイタリアの港湾都市サレルノに到着します。総走行距離は約8500キロで、輸送期間は約20日間を予定しています。

 同列車は鉄路と海路を組み合わせた複合一貫輸送方式を採用しており、列車の定時到着を確保するため、途中では車両の改編や運休、保留は行わず、列車は直接港湾エリアに乗り入れて列車と貨物船の間で最速で貨物を移動することができ、中継段階の「ラストワンマイル」の効率アップを目指しているということです。(Yan、坂下)

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