交番に十数匹の子ブタ=重慶市

2024-04-18 13:06:29  CRI

子ブタを飼い主に返す警察官

 中国南西部の重慶市万州区高梁鎮でこのほど、交番が「招かれざる客」を迎え入れ、多くの見物人を集めただけでなく、警察官に「飼育技能」を学ばせるということがありました。 

 交番に、あるバーベキュー屋台の主人から「昨日、トラックの運転手がたくさんの子ブタが入った箱を店に置いていった。30分後に受け取りに来る人がいるという話だったが、今日の昼になっても誰も来ない」との通報がありました。バーベキュー屋台の主人は、数千元(1元=約21円)の価値がある子ブタらがこの暑さの中で世話をする人がいないと面倒なことが起こるかもしれないと心配し、警察官に助けを求めました。 

 警察官が現場に駆けつけると、箱には「受取人:万州高梁鎮の謝さん」とだけ書かれていて、住所や電話番号はありませんでした。警察官は、子ブタらが入った箱を交番に運び、検疫検査のため農業法執行者に連絡しました。子ブタらは、検査の結果、しばらくは正常でしたが、高温と餌がないことに「抗議の声」を上げ、見物人が集まりました。警察官らは、飼育員になりきって「出陣」し、水を入れたり、餌を与えたりしました。その後、ようやく子ブタの飼い主である謝さんに連絡がつきました。謝さんは、受け取りの時間がその日の夜だと勘違いしていたとのことです。警察官の助けのおかげで、謝さんは子ブタらを無事に家に連れ帰ることができました。(非、柳川) 

 

 

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