中国とサウジの外交トップが電話会談

　王毅中国共産党中央政治局委員・外交部長は15日、サウジアラビアのファイサル外相と電話で会談しました。

　王部長は「中国は、在シリアのイラン大使館建物への攻撃という重大な国際法違反行為に断固反対し、外交ルートによる問題解決を強調するサウジアラビアの立場を称賛する」と述べました。

　王部長は「サウジアラビアは中東地域における中国の重要なパートナーだ。中国はサウジアラビアとの意思疎通と協調を強化し、両国首脳間で合意に達した重要な共通認識を着実に実行し、政治的相互信頼を絶えず深化させ、両国関係がより高い水準に向かってまい進するようにしていきたい」と述べました。

　ファイサル外相は「現在の中東情勢における両国の立場は高度に一致しており、どちらも対話による食い違いの解消を主張している。サウジアラビアは事態の深刻化を憂慮し、中国との意思疎通と協調を強化してガザ地区での無条件の即時停戦を推進していきたい。サウジアラビアは中国を完全に信頼しており、両国間協力の持続的な発展を促していきたい」と述べました。（ジョウ、柳川）