【100歳長寿の聖地・巴馬養生ツアー 広西チワン族自治区の旅②仁寿山庄】

2024-04-16 14:35:42  CRI

 「世界一の長寿の郷」として知られる広西チワン族自治区河池市の巴馬。近年の記録によると、最高齢は羅媽政さんの130歳。「神秘の巴馬」は絶景、少数民族グルメ、温泉、そして何より長寿の秘訣が得られる養生の聖地として、中国全土や東南アジアからも多くの観光客や長期滞在を引きつけています。

 こちらは人気観光スポットのひとつ仁寿山庄。村の発展に大きく貢献した百寿者・鄧成才(1802-1928)の子孫が建設した養生文化施設です。入り口横の駐車場には20台以上の観光バスが並び、養生ツアーのご一行様で大賑わい。

 施設内には鄧成才が暮らした家が再現され、屋台では温かい豆腐や餅が振る舞われていました。

 現在、巴馬の百寿者は79人。最高齢者は119歳。特筆すべきは、そのほとんどが健康で元気に暮らしているということです。展示されていた資料からお二人の百寿者の長寿の秘訣を紹介します。

 黄東光さん(享年101)。お酒を愛し、毎食100〜150ccのお酒を飲んでいた。80代で飲酒後に50キログラムの荷物を背負い、数キロメートルの道を歩いた。100歳を超えても飲酒後に山で放牧や柴刈りをしていた。

 毎日のお酒が健康の秘訣というのは、この方独特の考えだと思いますが、巴馬の人々の「ストレスの少ない生活」も長寿のポイントだとされています。

 李先応さん(享年100)。一生に一度も食べ過ぎたり、飲み過ぎたりすることがなかった。暴飲暴食に反対し、“腹七部目”を主張し、自らの長寿で証明してみせた。

 山に囲まれた巴馬の地は、小さな棚田や段々畑が多く、移動のバスから外を見ていると、手作業で畑仕事をしている老人を多く見かけました。一方、3世代で街中に住んでいるという地元の人に「祖父母は普段何をしているの?」と聞くと、「高齢者向けの文化センターによく行っている」とのこと。これは、日本と変わりありませんね。

 データによると、巴馬の100歳を超えた高齢者の平均寿命は、1982年には101.8歳、2000年には103.08歳、2022年には103.46歳と、年々寿命を伸ばしています。以前は山間地に住み、昔ながらの暮らしをしていた人々も、今は多くが街中の団地に移住しています。生活の違いは、今後、寿命にどう影響していくのでしょうか?

 仁寿山庄のレストランでは美味しい巴馬の健康食もいただけます。

 この料理にも、長寿の秘訣が詰まっています。一般的な中華料理に比べ、明らかに油や調味料が少なく、新鮮な素材の味がよくわかる味付け。肉、魚、豆腐とたんぱく質も豊富です。この地の食事に関しては、別の回に詳しくレポートします。

 (文・写真 鳴海美紀)

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