北京
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中国では近年、ネイル関連が消費の新たな一大成長分野になりました。中国での市場規模は今後も拡大し続け、2027年までには2662億元(約5兆6760億円)に達すると予想されています。浙江省の義烏市内にある、世界最大の日用雑貨卸売市場である義烏国際商業貿易城では、ネイル製品を販売する多くの業者がひっきりなしに注文を受けている状態で、着脱式の商品の人気が特に高いとのことです。
義烏国際商業貿易城で着脱式のネイルを扱う店に仕入れに来た人は、「南米市場に出荷する準備ができている。これまでに調達した子供用の着脱式ネイルは現地で大きな人気が出た。今回は仕入れる量をこれまでの1.5倍に増やした」と説明しました。
業者によると、着脱式のネイルは2年前から世界的な流行が始まりました。着脱が簡単で繰り返し使用でき、自分で様子を変えられることが多くの消費者に好まれる理由で、3月だけで数千万箱を販売したとのことです。
店内ではメイラード(ブラウンオレンジ)系、かわいい系、そして夏にぴったりのヌードカラーなど、さまざまなネイル商品が棚にびっしりと並んでいます。担当者によると、着脱式のネイルは卸売価格が数元から数十元で、小売価格は20元(約420円)から100元(2100円)以上までさまざまです。
今年はオフライン市場だけでなく、オンラインによる注文も多く、ネイルや接着剤を販売する業者はこの半年間で大幅に増えました。浙江省の義烏市内にあるネイル関連企業の従業員によると、オンラインでの月間売上高は100万元(約2100万円)近くに達し、越境ECプラットフォームでの1日の売上件数は7000件から8000件とのことです。(Mou、鈴木)
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