中国国連次席大使 イエメン各勢力の政治プロセス推進を改めて支持

2024-04-16 13:58:11  CRI

 国連安全保障理事会は15日、イエメン情勢に関する会合を開催しました。中国国連次席大使は、各方面に対して紅海で自制を保ち、緊張を高める行動をやめるよう呼びかけ、中国はイエメンの各方面が政治プロセスを推し進め続けることを支持すると改めて表明しました。

 グランドバーグ国連事務総長イエメン担当特使は席上、「イエメンの政治的和解プロセスは停止されるべきではない。国際社会は支持し続けるべきだ」と述べました。

 中国の耿爽国連次席大使は関係者に対して、自制を保ち、緊張を高める行動をやめるよう呼びかけると表明した上で、「安保理はいかなる国に対しても、イエメンに対する武力行使を許可したことがない。いかなる国も国際法と安保理決議を歪曲したり乱用してはならない」とする中国の態度を改めて示しました。さらに、「イエメンの人道危機を緩和することは国際社会の共通の責務だ。中国は国際社会に対し、イエメンへの人道および開発へのてこ入れを拡大するよう呼びかける。国連世界食糧計画(WFP)がイエメン北部での援助活動を早期再開することに期待する。ガザ地区への軍事侵攻を直ちに停止し、パレスチナ人民への集団的懲罰を停止せねばならない。中国は、安保理が情勢の進展に応じてさらに進んで必要な行動をとることを支持する」と表明しました。(非、鈴木)

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