中国、IAEAのザポリージャ原子力発電所の安全確保に払った努力を支持

2024-04-12 12:50:05  CRI

 国際原子力機関(IAEA)は11日、理事会特別会議を開き、ザポリージャ原子力発電所が無人機による攻撃を受けた問題について討議しました。IAEA常駐の李松中国大使は会議に出席して中国の立場と主張を述べ、IAEAが原子力施設の安全確保に建設的な役割を果たすことに支持を表明し、和平交渉の再開を促すという正しい方向を堅持し、ザポリージャ原子力発電所の安全リスクを根本的に解消するよう国際社会に呼びかけました。 

 李大使は、「最近またもや無人機による攻撃事件が発生し、ザポリージャ原子力発電所の安全リスクが高まっている。世界中で発生した重大な原発事故は各国に警鐘を鳴らしており、可能な限りの努力を払って悲劇の再発を防がなければならない」と述べた上で、「中国は昨年2月に『ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場』という文書を発表し、原子力発電所など平和利用の原子力施設への武装攻撃に明確に反対し、人為的な原発事故の発生を断固として避けるよう強調している。中国はIAEAがウクライナの原発施設の安全確保に払った努力を支持し、IAEAが原子力施設の安全確保に果たした建設的な役割を支持している」と明らかにしました。さらに、当面の情勢下で、関係各方面が「原子力安全条約」など、関連する国際法を厳守し、いかなる事故の発生も全力を尽くして防ぐよう呼びかけました。

 李大使はまた、「核の安全問題はウクライナ危機の一部であり、その解決は最終的にはウクライナ危機の政治的解決の見通しにかかっている」と強調しました。(Lin、坂下)

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