ゲームで課金した少年の父親が自身を平手打ち 家庭教育はどうあるべきか=中国

2024-04-11 13:08:01  CRI

 中国のSNSではこのほど、ゲームで1万元(約21万円)課金した男の子の父親が自らを平手打ちする動画が話題になっています。

 動画投稿アプリ「抖音(ドウイン)に8日夜投稿された動画によると、9歳の息子が「エッグパーティー」と呼ばれるゲームをプレーし、10分間でパスワードなしで6400元以上(約13万4000円)課金し、ここ数日で1万元を超える課金をしたため、この父親は「息子のことを管理できない。すべての人に申し訳ない」と言い、息子の前で自らを平手打ちしました。

 「エッグパーティー」の開発会社である「ネットイースゲームズ(網易遊戯)」のスタッフは9日、「このユーザーはファーウェイのチャンネルアカウントで、ファーウェイとの意思疎通・調整を経て、全額返金を手配した」と語りました。検証の結果、このアカウントは2023年8月に成人の身分で実名登録され、計8カ月間使用され、決済パスワードの入力に成功して決済が行われた後、課金総額は計1万3824元(約29万円)でした。未成年者がゲームに多額の課金をしたことで保護者が苦情を申し立てる事件がしばしば発生しており、一部の保護者はゲーム会社、政府部門、メディア、民間の苦情プラットフォームに苦情を申し立て、さらに司法手段に訴えた保護者もいます。

 これに対して、中国社会心理学会児童発展・社会政策専門委員会の専門家は、「未成年者が自制心を欠くのは正常だ。保護者は子どもと一緒に自制心を養い、ゲームを楽しむ『程度』を把握することがとても重要だ」との見方を示しました。(非、榊原)

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