ドイツ政府がTikTokのアカウント開設 「連邦首相チーム」が投稿

2024-04-10 14:25:56  CRI

 ドイツ連邦政府は8日、動画投稿アプリの「ティックトック(TikTok)」に初めて設けたアカウントを通じての配信を始めました。ヘーベシュトライト連邦政府報道官はアカウント開設の目的を、ショルツ首相の仕事に関する情報を提供し、政府活動の舞台裏を人々に知ってもらうことだと述べました。

 ヘーベシュトライト報道官は、「従来型のメディアをほとんど使わなくなった若者を引き付けたい」と述べ、「彼らが情報を得る場所へ出向かねばならない」と説明しました。調査会社のアピニオ(Appinio)が2022年末に実施した調査によれば、TikTokはドイツに2000万人以上のユーザーがいる、14~25歳の若者に最も利用されているアプリです。

独「連邦首相チーム」によるTikTokアカウント初投稿から

 連邦首相チームによる最初の動画投稿の文字紹介には、「私たちも皆さんと同じようにびっくりしました。(そうです。連邦首相は今、TikTokを使っているのです)」と書かれました。同動画はすでに120万回再生され、7万以上の「いいね」が寄せられました。

 2本目の動画投稿では、ヘーベシュトライト報道官が「ショルツ首相はTikTokでは踊りません。そうではなく、皆さんと問題を討論します」と約束しました。多くのメディア関係者は、これらの動画は生真面目で面白みに欠けるというショルツ首相のイメージを打ち破り、若者たちに首相のもう一つの顔を見せてくれると評価しています。

 最近になり、米国のバイデン大統領やフランスのマクロン大統領など、諸外国の多くの要人が、TikTokのアカウントを相次いで開設しました。(Yan、鈴木)

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