ドイツの専門家 世界のグリーンモデルへの転換を後押しする中国のEVを評価

2024-04-10 14:29:45  CRI

 ドイツの自動車専門家のトーマス・クロフォード氏はこのほどメディアの取材に対して、「生態環境保護などの世界的な問題を前に、欧州は中国、ブラジル、インドなどの大国との協力を強化する必要がある」と述べました。

 ドイツ首都のベルリンに近いシェーネフェルトではこのほど、中国の電気自動車(EV)メーカー蔚来(NIO/ニーオ)欧州スマート運転技術センターが正式開所しました。開所式には、多くのドイツのビジネス界関係者が招待され出席しました。

 クロフォード氏は、「ドイツの大手自動車会社はニーオのような企業の進出を好感している。競争がわれわれの会社をより良くしてくれるからだ」と指摘し、「中国のEVは技術や環境保護の理念など多くのことをうまく結合させており、ドイツの自動車メーカーもその恩恵を受けるだろう」と述べました。

 クロフォード氏はさらに、「市場経済の原則は消費者にとっても利点がある。中国では2万ユーロ(約330万円)を切る車種が多いが、ドイツではこの価格帯での選択肢が少ない。ドイツにもより安価な自動車が登場すれば、国内でのインフレ率が下がり、経済も恩恵を受ける」との見方を示しました。

 また、ドイツの連邦経済振興・対外貿易協会(BWA)のミヒャエル・シューマン会長は、「中国のEV技術は革新的で、けん引性がある。ドイツは気候変動対応などの目標達成の必要からも、道路で走行するEVの数を増やすことが必要だ」と述べました。(Yan、鈴木)

 

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