中米経済・金融作業部会の第4回会議 4月中旬に米ワシントンで開催予定

　廖岷財政部副部長は8日午後、イエレン米財務長官の訪中についてメディア向けにブリーフィングを行いました。

　習近平国家主席とバイデン大統領が対面および電話会談で合意した重要な共通認識を実行に移すため、中米双方の協議を経て、イエレン米財務長官が今月4日から9日までの日程で中国を訪問しています。イエレン長官は今年訪中した最初の米閣僚となりました。訪問中、中国はイエレン長官と多くのレベル、多くの分野にわたって会談と交流を行いました。

　廖副部長によると、中米双方は昨年11月のサンフランシスコ首脳会談で合意した「意思疎通の強化」「デカップリングの防止」「共通の課題への対応」の3点の共通認識を再確認するとともに、新たな合意に達しました。一つは、両国の財務省が中心となって、中米経済作業部会の枠組みの下で両国および世界の経済のバランスのとれた成長に関する議題について交流を行うこと、もう一つは、中国人民銀行と米財務省が中心となり、中米金融作業部会の枠組みの下で金融の安定、持続可能な金融、マネーロンダリング防止などの議題について引き続き交流を行うことです。

　また、両国の経済、金融作業部会の第4回会議は、今月中旬に米ワシントンで開催される世界銀行・国際通貨基金（IMF）春季会合期間中にそれぞれ開催される予定だということです。（鵬、坂下）