北京
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中国では最近キャンプブームが加速しています。そんな中、観光客の多様なニーズを満たすため、気軽にキャンプを体験できる手ぶらキャンプのレンタルから使い捨てのテントまで、さまざまなキャンプ用品が誕生し、キャンプ市場の消費と装備の高度化傾向が明らかになっています。
広東省広州の珠江沿いにある臨江帯状公園では、多くの市民がテントを張り、キャンプに欠かせない食べ物などを用意して、春の景色を満喫しています。公園の近くには、キャンプ用品のレンタルサービスをおこなうレンタルショップが点在しています。
浙江省義烏市にあるアウトドア用品生産会社の経営者の朱悦来さんは、「受注は20%以上増え、従業員の人数も30人余りから70人余りに増えたが、忙しい時はやはりきつい」と話しています。
朱さんによると、コストパフォーマンスが高く、ユニークな形のテントはキャンプ初心者に人気がある一方、ハイテク感があり、さまざまな気候や地理的条件に適応できるテントは上級者の選択だということです。朱さんは、「現在のキャンプの楽しみ方は、従来の気軽なレジャーキャンプから、海辺の砂浜や山頂、ひいては険しい環境下で体験するものまで発展している」と述べました。
ネット通販プラットフォームのデータによると、3月以降、キャンプ用テントの成約額は前月比240%増、シャワー付きテントの成約額は同150%増、ワンタッチテントの成約額は同700%増となったとのことです。(ZHL、野谷)
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