ASEAN+3マクロ経済リサーチオフィス(AMRO) 今年の中国経済成長率は5.3%と予測

2024-04-08 15:46:36  CRI

 シンガポールにある国際機関ASEAN+3マクロ経済リサーチオフィス(AMRO)は8日、シンガポールで「2024年ASEANと中・日・韓地域経済展望」と題した報告書を発表しました。報告書は、ASEANと中・日・韓の域内経済成長率が2023年の4.3%から2024年は4.5%に上昇し、2025年は4.2%になると予想しました。また中国の経済成長率は2023年の5.2%から2024年は5.3%に上昇し、2025年は4.9%になると予想しています。

 報告書はまた、ASEAN地域の経済は強い国内需要の後押しや、家計所得の増加、投資の回復などの影響により、2024年は4.8%、2025年は4.9%の成長率が見込まれ、引き続き力強い成長の勢いを維持すると予想しています。また、中・日・韓の域内経済成長率は、2024年が4.3%、2025年が4.1%と予想しています。

 中長期的に見ると、ASEANと中・日・韓の域内経済は依然として世界経済の主要な駆動力になるだろうと予測しています。2024年から2030年にかけて、域内諸国の経済成長率は平均4.4%となり、世界経済の成長速度を上回ると予想しています。AMROは高齢化、グローバル貿易の再編、技術変革の加速に伴う課題に対応するために、ASEANと中・日・韓域内経済体のより緊密な協力を呼び掛けています。

 報告書はさらに、今年ASEANと中・日・韓域内で最も経済成長が速い3カ国はフィリピン、カンボジア、ベトナムで、成長率はそれぞれ6.3%、6.2%、6.0%になると予測しています。(朱、榊原)

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