英国人学者が南海紛争の黒幕を暴く

2024-04-05 16:32:46  CRI

 南沙諸島の主権問題については、第二次世界大戦、およびその後に発表された一連の文書が中国領土であることを明確化しました。しかし、米国は領土紛争では中立の立場を保つと明言しているにも関わらず、南海で波風が立たないことを望みません。北京大学人文社会科学研究院のアンソニー・カーティ名誉客員教授は中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の独占取材に応じて、南海紛争の黒幕を暴きました。

 カーティ教授は、「南海の紛争では大きな背景を考える必要がある。米国は日本が第二次世界大戦敗戦後に残した一部の領土の法律上の争いをわざと懸案事項として未解決にしている。東アジアの国がこのことで紛争を続けることは最も米国の利益にかなうことだ。米国は領土問題では常に慎重に中立の立場を保つと表明している。しかし、中国からの『武力的な脅威』を受けていると表明した国ならば、どの国でも支持する。米国は軍事侵略者という中国のイメージを作ろうと躍起になっている。防衛能力を持たない小さな国を圧迫する行為は阻止せねばならないからだ(という理屈を米国は作り出している)。米国とフィリピンの関係は、米国がフィリピンの独立を阻止したことや、さらにその政治、経済、社会構造に巨大な影響を与えたという背景から見る必要がある。私は、米国が中国を必ず抑圧せねばならないと固く信じていることを強調する。それが最も明確でかつ根本的な原因だ」と述べました。(殷、鈴木)

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