北京
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23/19
外交部の1日の定例記者会見では、ある記者が「フィリピン国防省は(3月)29日、南海問題に関する最近の中国側の表明を非難した。これについてどう論評するか」と質問しました。
汪文斌報道官は、「仁愛礁を含む南沙諸島は中国固有の領土だ。フィリピンの領土範囲は一連の国際条約によって決められたもので、南沙諸島はフィリピンの領土の範囲内ではない。フィリピンが繰り返し中国側を不当に非難する目的は、南海問題で自らが約束を破棄し、中国の権利を侵害し、挑発行為を繰り返している事実を隠すためにほかならない。フィリピンが仁愛礁問題で中国側に約束したことに背いていることは事実だ。フィリピンは仁愛礁で不法に『座礁』させた軍艦を撤去することを厳粛に約束したが、フィリピンの軍艦は25年が過ぎた今も仁愛礁に残っている」と指摘しました。
汪報道官はまた、「フィリピンは外部の力の支持を頼りに信義に背き、挑発行為を繰り返している。これが海上の情勢の緊張を招いた根源だ」と論じた上で、フィリピンはできるだけ早く『南海各側行動宣言』の精神を順守して実行する軌道に戻らねばならない」とフィリピン側に求めました。(任春生、鈴木)
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